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天下事あれば矛を執て立、事なければ田畝に帰耕す、要は只時代の要求に応ずることである。
切言すれば宇宙の言うべからざる一種異様なる力と交わり、時の要求と共に推移り活社会に活動するの人格を養うを教育の最大目的とせねばならぬ。
新渡戸稲造 教育の最大目的

そうだ、これなんだな。


再出発は25日にするか。
ちょっとキャンセルしないといけないこともでるけれど、家にいるよりはいいような気もする。

123日経過

日数はもはやどうでもいいけれど、1つの指針として。


本を捨ててみたり、ガラクタを整理してみたり。
「いざ鎌倉」ではないけれど、一大事に即応するためには備えが必要。
備えというと備蓄が思い浮かぶけれど、それとは逆に不要なものを持たないことも大切なんだと思う。
防災備蓄の考え方でも1次持出品、2次持出品という考え方がある。

大体1次持出品は1〜3日間の自活を想定するらしい。
2次持出品は1〜2週間くらいだろうか。

最初からあれもこれも持っていこうと備えをしていると、いざ持ち出すときに難儀する。
今度の旅行の失敗点はそれだった。冬だから、自炊するから、とあれこれ詰め込みすぎた。
そのために容量の大きいザックが欲しくて、予算を見て安いザックに手を出したところ、重量も手伝って破損続きという顛末に至った。
装備を構成する際に必要なことは、まず最小限の物品で構成することなんだね。
そして欲張らないこと。


本当に、欲の皮が突っ張ると碌なことにならない。
私の強欲さにはいつもながら辟易するけれど、少しずつ洗い流して、個人的欲望をなくしていこう。
そのための食の制限と、性の制限、身の回りの整理整頓。


それじゃあ、また。ありがとう。

121日経過

撤退してきた。

朝出発時にザックのウエストベルトの留め具が折れ、嫌な予感がしつつも出発したのだけれど、妙に靴下が固くなって、ものの一時間で靴擦れだらけになるわ、関節が痛むわで、撤退を決心した。


思い当たること。
?@安いザックにしたこと
出発の何日も前から、部品がちぎれたり、縫製の弱いところがあった。
主要部には問題なしだったので気にしないようにしたものの。


?A靴と靴下の相性が合わなかったこと
汗や皮脂でごわごわに固まって皮膚と擦れやすくなっていた。
靴、足のサイズと会わなかったんだろう、靴下の爪先がかかと側につまって、圧迫された爪が内出血した。

?B太ったこと
東海道時に比べて十キロ近く体重が増えていた。
ザック、体重とあわせて百キロを超えた。


?C欲張りすぎたこと
あれこれ荷物を持ちすぎた。


?D足腰が弱った?
ジョギングをしなくなったのでその分弱ったのだろうか。
上半身の筋トレと軽いスクワットだけじゃだめか。


何にしても悔しい。


当初1月出発の予定だったのを、メンタル面や、天候や、家の事情で延期続きだった。

今朝の顛末も含めて「行くな」ということなんだろうか。


前日までは背負っても留め具は無事に機能していたわけだし。



何にしても悔しい。
とりあえずはダイエット。70キロ未満まで痩せる(旅で痩せるつもりだった。笑い)。

加えて荷物と身辺の整理をして身を清める。



それじゃあ、また。ありがとう。

119日経過

今日で4ヶ月だけれど、その間月1で夢精。
禁欲しはじめてから月の満ち欠けの影響を受けるようになっているみたいだ。普段の夢精は満月・新月付近にまとまっているのが理由。
今月はすでに3回、3日、15日、今日18日。

これはなんだろう。



近頃太陽のフレアが発生したそうです。
人体はもちろん、地球へ強いエネルギーが降ってきているとのこと。

以前であればオカルト的だと笑っていたけれど、実際自分の体が、小さいことながら自然環境の活動に影響を受けるようになってからは、何かあると思うようになった。



僕は夢精は肚の弱さの現れなんだとは思っている。

満タンのガソリンタンクに、それ以上ガソリンを注げばこぼれてしまうようなもので、エネルギーの収支が合わず供給過多になり、漏れやすいところから漏れていく。


久々に一日一食を続けているけれど、食べすぎのせいもあると思う。
腕振り運動を始めたこともあるかもしれない。
前述の月や太陽の影響も。


この体のエネルギー容量が小さいのかもしれないし、エネルギー循環が片寄り滞っているのかもしれない(今引きこもりだし)。



いずれにしても漏れる場所が性器なのは、やっぱり肚が弱いからだと思うんだ。


意気地がないのは自他ともに認めるところだし、もし肚が強ければ全身に向かってエネルギーがポンプされる分、行動的になるはず。


実際禁欲が一定期間進むと行動的になるケースはよく見られる。

逆に変に射精すると頭の先から爪先までだるくなるのは、きっとエネルギーの枯渇が招いている。

夢精では症状も軽いし、時として体の軽さもあるのは、夢精という形を取るだけなら、最低限の活動に必要な分のエネルギーは残るのでしょう。

夢精も一種の爆発で、不用意にエネルギーの大爆発を防ぐ意味合いもあるんだと思う。

けれど、高密度のエネルギーが強く循環しているときほど逞しく生きていける。


個人的には大爆発寸前までエネルギーを蓄えようと思っている。

精力善用、自他共栄という言葉を体現しよう。



僕にはそうしないと勤まらない仕事が待っているんだ。

自分のためだけじゃなく、自分以外のためにエネルギーを費やせるように。
必要なときに、大爆発してでも他に尽くせるように。

夢精などしている場合じゃない。
肚を鍛えないとならない。


今朝は雨で旅を延期したのだけれど、やめようかという気持ちがあった。雪の中自炊かつ野宿で2週間行動することに不安があった。けれど、どんなに辛くても行かなきゃいけないんだな。
そんな気がする。
肚を鍛えないといけないんだ。



それじゃあ、また。ありがとう。

115日

人の尻を拭ってみて、気付いたことがある。

私も排泄物も同じ。

生物と無生物のあいだの著者、福岡伸一氏は著書の中で肉体とは「分子の淀み」にすぎないと述べた。
肉体が分子の淀みなら、排泄物だって分子の淀み。
誰かの排泄物が、何かの排泄物が巡り巡ってこの肉体に流れ着いてくれて、形作ってくれている。



ああ、俺はうんこだ。


それでは、また。ありがとう。

82日

断言法を書き続けていたノート2年分をすべて捨てた。
さようなら。


禁欲に片足を突っ込み、強欲との狭間でおろおろしつづける。
kayさんに憧れ、代表に憧れながら、ただもがいている。


禁欲をしていたって谷底に落ちるときは落ちる。
腐りかけて動けないオナ猿より、動ける余力がある方がいい。
続ける理由は、今はそこしかない。

それでも腐って動けない今は何だ?
心身の贅肉を殺がねばならない。
立てよ。